
逆流性食道炎 とは?
胃の内容物や、胃酸が逆流する事で食道に炎症が起きる病気です。本来、胃と食道のさかい目は、胃の内容物や胃酸が逆流しないような仕組みにできています。ところが、ストレスや油っぽい食事で胃酸が増えたり、年齢とともに、胃と食道のさかい目がゆるんだりすると、食道内に胃酸が逆流しやすくなります。食道は胃と異なり胃酸を防御する働きが弱いため、炎症が起きてしまいます。症状は主に胸やけで、食べ過ぎた後、あるいは就寝後に強くなるのが特徴です。胸の痛み、のどの痛みを覚えることもあります。また、すっぱい液体が喉元まであがってきてピリピリする時は、胃酸が原因と考えられ、ある程度の炎症が予想できます。
逆流性食道炎自己チェック
胸やけがしますか?
おなかがはることがありますか?
食事をした後に胃が重苦しい(もたれる)ことがありますか?
思わず手のひらで胸をこすってしまうことがありますか?
食べあと気持ちが悪くなることがありますか?
食後に胸やけがおこりますか?
喉(のど)の違和感(ヒリヒリなど)がありますか?
食事の途中で満腹になってしまいますか?
ものを飲み込むと、つかえることがありますか?
苦い水(胃酸)が上がってくることがありますか?
ゲップがよくでますか?
前かがみをすると胸やけがしますか?
上記の質問項目について、それぞれ下記の様に該当する数字をチェックし、総合計点数を出してみてください。総合計点数が8点以上の方は、お早めに医師にご相談ください。
ない 0点
まれに 1点
時々 2点
しばしば 3点
いつも 4点
上記の自己チェックシートの出典
草野元康 臨床と研究 82巻2号 P379~382、 2005年
著者紹介
大澤さおり
大澤医院 内科医
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